泌尿器科の症状と疾患
女性の症状
尿の異常
尿が濁っている尿は通常透明黄色です。尿が濁っている場合は膀胱炎のように細菌が混ざっている場合がもっとも疑われます。その他、糖分やタンパク、血液が混ざっている場合も尿が濁って見えることがあります。 尿が赤くなった尿に血液が混ざっていることが疑われます。血液が混ざる病気としては尿をためる膀胱に細菌がついた場合に生じる膀胱炎や尿の通り道に石がたまる尿路結石などが上げられます。これらの場合には、尿を出す時に痛みが生じたり、突然背中に痛みが生じたりすることがあります。 尿がにおう昔の汲み取り式のトイレがあった頃には、トイレが匂う家には病人がいると言われていました。尿がにおう場合は尿の中に糖分やタンパクがたくさん含まれていることがあり、病気では糖尿病や腎臓病などが考えられます。 痛み•発熱などの症状
背中や脇腹が刺すように痛い尿管結石等に伴う尿路の通過障害を来たした場合に認められ、通常は片側のみに痛みがあり、しばしば血尿を伴います。 高い熱が出た泌尿器科領域で発熱を来たす疾患として、男性の場合、腎盂腎炎、急性細菌性前立腺炎および精巣上体炎があります。 |
排尿の異常
残尿感がある残尿とは尿を出したのにまだ尿が残っている状態のことで、残尿感は尿が膀胱に残った感じがすることです。 尿の回数が多い一般的に、朝起きてから寝るまでの尿の回数が8回以上の場合を頻尿といいます。 排尿に時間がかかる尿がちょろちょろと少しずつ時間をかけて出る状態や、お腹を押さえたり、いきんだりしないと尿が出にくい状態です。貯めていた尿を押し出す膀胱の働きが弱っているためです。 突然我慢できないような尿意をもよおす尿を我慢していた訳ではないのに、突然強い尿意を感じることを尿意切迫感と呼び、その症状がある時には、過活動膀胱と呼ばれる病気の可能性があります。トイレに行こうと思った瞬間や、冷たい水を触った瞬間や、トイレで下着をおろす瞬間に間に合わなくなる場合があり、実際に尿漏れがおこる切迫性尿失禁という状態になることもあります。 咳やくしゃみ、階段の上り下りで尿が漏れてしまう女性の骨盤の一番下には骨盤底筋という筋肉があり、これが骨盤内の臓器を支えてくれています。しかし、妊娠・出産という大仕事を経験した女性の骨盤底筋は年齢とともに筋力が衰え、これらの臓器を支える力が弱くなります。このために咳やくしゃみをしたり、重いものを持ったり、階段を下りたりなど、おなかに力がかかる状態になると尿漏れが起こります。 |
執筆者:宝塚市立病院 泌尿器科 相原 衣江